◎写真は、裏山で撮影したコマツヨイグサ(小待宵草/アカバナ科/花言葉:−−−)の花です。 ◎咲くタイミングとしてはまだ少し早いのですが、これから暖かくなると(裏山に限らず)あちこちの路傍で見かける花です。 ◎強いて云えば、海岸や河原を好む植物ですが(←観音寺市の有明浜[砂浜]でもごく普通に見かける花)、恐るべき生命力の持ち主ですから、どんな場所でも(アスファルトの割れ目からでも)チャンスさえあれば繁茂します。 ◎他のマツヨイグサ類と違って、コマツヨイグサは茎が立たず地面を匍匐しますから、すぐに見分けがつきますよ。 ◎そそ、似た植物を識別する時、「葉の形状の差異」を識別の決め手にする例は珍しくありません。でも、このコマツヨイグサの葉は、その鋸歯(葉のギザギザ)が「ウソッ!」と思うほどにまちまちですから(=個体差が激しい)、あはは、日々新種のコマツヨイグサを発見していた“若き日の知漢の誤り”を、各位、呉々も犯されませぬように (^^ゞ ◎っとも、この「葉の個体差変化」こそが、コマツヨイグサを観察する時の楽しみなんですけどね。『おっ!そっかぁ〜!ここで暮らすお前(=コマツヨイグサ)は、葉をそうデザインしたのかぁ〜』と云った具合に、コマツヨイグサと会話できますから(^_^)v ◎「宵待草(よいまちぐさ)」の歌(♪待てど暮らせど〜来ぬ人を〜♪/作詞:竹久夢二)に出て来る、「宵待草」と「待宵草」はイコールです。 ◎また、太宰治の“富嶽百景”に出て来る、「富士には月見草がよく似合う」と云う、あの有名なセリフの「月見草」と「待宵草」もイコールですが、待宵草と云っても(植物学的に分類すると)色々ありますから、太宰がどの待宵草を見て富嶽百景を書いたのかは謎のままです(←背丈の高いオオマツヨイグサではないかとの説が有力)。 ◎っとも、知漢は「太宰が見た月見草=オオマツヨイグサ」の説に異論を唱える者ですが、ここではその根拠を書くスペースが足りないので、後日、機会があれば“Hit On”あたりで.... (^^ゞ |