◎写真は、自宅から徒歩1分未満の場所に咲いているヤブヘビイチゴ(藪蛇苺/バラ科/花言葉:−−−)の花です。 ◎子供の頃に聞かされたヘビイチゴに関する様々な悪評(←赤い実は猛毒/赤いヘビイチゴの実がある場所には必ずマムシがいる等々〜)がトラウマになったのか、あの赤い実は今でも苦手ですが、写真の黄色い花は大好きな知漢です。 ◎バラ科ヘビイチゴ属には、「(写真の)ヤブヘビイチゴ」と「ヘビイチゴ」があり、両者は花も果実もそっくりですから、注意しないと見誤ってしまいます。 ◎えへへ、上の写真は(知漢が嫌う)“日の丸写真(=被写体を写真の中央に配した写真)”になっていますが、ヤブヘビイチゴとヘビイチゴの見分け方を説明したかったので、敢えて“日の丸写真”を撮りました (^^ゞ ◎まず、写真右下にある【補足】をクリックして、ヤブヘビイチゴの「萼(がく)」と「副萼片(ふくがくへん)」の違いを知って下さい。 ◎花弁と花弁の間に(5枚)見えているのが萼で、上下で云うと、花弁の下に萼は位置します。次いで、その萼より更に下にあり、食べるイチゴ(バラ科)のヘタに見える部分が副萼片です。 ◎で、ヤブヘビイチゴとヘビイチゴを見分ける時は、副萼片に注目します。 ◎ヤブヘビイチゴの副萼片は、(写真を見れば分かるように)花弁や萼よりも大きいので、外側にはみ出しています。 ◎一方のヘビイチゴは副萼片が(萼よりも)小さいので、花を真上から見ると萼に隠れてしまい(副萼片は)見えません。 ◎まとめておきましょう。花を真上から見て、(写真のように)副萼片が見えればヤブヘビイチゴで、副萼片が見えなければヘビイチゴなのです。 ◎『そんな違いを知ったって....』と思われるかも知れませんが、その違い(識別法)を知る事で、『おっ!あれはヤブヘビイチゴかな?それともヘビイチゴかな?』と云う、“確かめる楽しさ”が路傍観察に加わるのです ^^v |