◎写真は、裏山で撮影したタツナミソウ(立浪草/シソ科/花言葉:招く恋人)の花です。 ◎裏山の同じポイントで毎年タツナミソウの花を楽しんでいますが、2004年にそのポイント周辺で小規模な崖崩れが発生し、そこにあったタツナミソウの株の7割ぐらいがやられてしまいました。 ◎写真のタツナミソウは、崖崩れが起きた場所で新たに咲き始めたものですが、その近く(数メートル離れた、崖崩れの起きていない場所)で咲いている(元からあった)タツナミソウと比べて見ると、唇形部にある斑点の模様が異なっている事に気づきました。 ◎なぜ斑点の模様が異なるのかは分かりませんが、その事を踏まえ、これからそのポイントで咲くタツナミソウの花を、毎年比較観察して行きたいと思います。 ◎裏山で咲くタチツボスミレ(“TP Pics”の3月15日を参照されたし)も、写真のタツナミソウも、その性質は極めてタフですから、非常に条件が悪い場所でもよく繁茂します。 ◎だのに裏山では、ミカン畑が無くなる高い所まで登らないと、タチツボスミレやタツナミソウの花を見る事が出来ません。 ◎その一方で、周囲に畑や果樹園(ミカン畑含む)がない山の“弥谷寺(香川県三野町/四国霊場)”では、高い所まで登らなくても、そこかしこでタチツボスミレやタツナミソウの花が咲いています(※タチツボスミレの花期はもう終わった)。 ◎これはあくまでも知漢の推測ですが、タチツボスミレもタツナミソウも、畑で使用される除草剤に対してとても弱い植物なのかも知れませんね。 ◎タツナミソウ(立浪草)と云う名前は、何段にも重なって咲くこの花が、砕けながら押し寄せる“波頭”に見える事に由来します。 ◎えへへ、『なるほどぉ〜!』と感心しているだけじゃダメですよ。もう一歩踏み込んで、(写真を見れば分かるように)群れ咲くタツナミソウの花が、全て同じ方向を向いて咲いている事に気付いて下さい。 ◎もし群れ咲くタツナミソウが、(株によって)テンデバラバラの方向を向いて咲く花だったら、押し寄せる波頭のド迫力が激減しますから、タツナミソウ(立浪草)と名付けられなかったかも知れませんね。 |