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TPを飾った花たち



2007年5月7日のTP/撮影:2007-05-06
ヒメカンゾウ(姫萱草/ユリ科/花言葉:憂いを忘れる)



 ◎写真は、今年も庭で咲き始めた(鉢植えの)ヒメカンゾウ(姫萱草/ユリ科/花言葉:憂いを忘れる)の花です ^^v
 ◎このヒメカンゾウは、2002年に我が家へやって来た(=株を分けて頂いた)ものですが、それからと云うもの、毎年見事な花を咲かせ、我が家の庭に初夏の彩りを添えてくれます。
 ◎株は、ニッコウキスゲ(日光黄萱 or 禅庭花/ユリ科)の株として頂きましたが、ニッコウキスゲは花茎がもっと長く(=葉の群れからもっと上方に抜け出した所で花を咲かせる)、花期も7月以降ですから、写真のヒメカンゾウとは異なります。
 ◎キスゲ(黄萱 or 黄管)類と、カンゾウ(萱草)類がゴッチャになっている人を見かけるので、整理しておきましょう ^^v
 ◎まず、キスゲ類は、その花名(黄萱)が示すように、鮮やかな黄色(レモン色)の花を咲かせます。また、夕方から咲き始めて朝には萎んでしまう(花は一夜でその生涯を終えてしまう)ので、ユウスゲ(夕萱 or 夕菅)の別名を持っています。←一輪の花は一夜で咲き終わるが、次から次へと蕾が出て来るので、株全体の花が一夜で咲き終わってしまうと云う意味ではない。
 ◎一方のカンゾウ類は、(黄色ではなく)橙色の花を咲かせ、(夕方からではなく)朝から咲き始めて昼の間咲いています。←咲く時間帯はキスゲ類(夜咲く)と逆ですが、1日で花の生涯が終わってしまう点はカンゾウ類も同じ。
 ◎となるとここで、『ニッコウキスゲは、キスゲの名前が付いているのに花が橙色で、しかも昼間咲くから、知漢の説明は矛盾しているじゃないか!』と思われるでしょう(お怒り、ごもっとも、ごもっとも ^_^;)。
 ◎ニッコウキスゲで云えば、その名前は植物学的根拠に基づいてつけられた名前ではなく、人間が勝手につけた名前(呼称)に過ぎません。ですから、植物学的根拠に基づいて云うなら、ニッコウキスゲはニッコウカンゾウと呼ぶべきでしょう。
 ◎あはは、それでもモヤモヤ感が抜けない方は、ニッコウキスゲの別名であるゼンテイカ(禅庭花)の名前を使われてはどうでしょう? (^^ゞ
 ◎そそ、写真のヒメカンゾウですが、カンゾウ類の中ではもっとも早く咲き始めます(5月〜)。えへへ、この花が咲き始めると、知漢の歳時記はページが1枚繰られ、「初夏」のページに入ります ^^v