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TPを飾った花たち



2007年5月12日のTP/撮影:2007-05-09
シロバナニガナ(白花苦菜/キク科/花言葉:−−−)



 ◎写真は、五郷(ごごう/香川県観音寺市大野原町)の山で撮影した、シロバナニガナ(白花苦菜/キク科/花言葉:−−−)の花です。
 ◎シロバナニガナの花は、ニガナの花(黄色)が白色に変異したものだとされています。
 ◎ニガナについては、“TP Pics(2007-04-24)”のハナニガナで詳しく述べていますから、そちらをご覧下さい。
 ◎シロバナニガナは草丈が50p前後あるので、カメラを構える高さとしては撮影しやすい草丈の花ですが、なんせ茎が細くて微風でも花が揺れるので、風が止まる一瞬のタイミングを狙ってシャッターを切ります。
 ◎で、何枚かの写真撮影を終えた後は、(矛盾しますが ^_^;)「風に揺れるシロバナニガナの花」を観賞するのが知漢流です。
 ◎風は写真撮影(接写)にとって最大の敵となりますが、えへへ、シロバナニガナの花が(知漢にとって)一番美しく見えるのは、皮肉にも、微風を受けて優雅に揺れている時の姿だから、そうする事にしています (^^ゞ
 ◎そそ、撮影時における邪魔者の“風”ですが、『風があるから撮影できない』と云ってすぐに諦めるのではなく、“吹いている風”も丁寧に観察してやれば、「あと○秒後に僕(風)は一瞬動きを止めるから、その時を狙って写真を撮りなよ」と(風が)教えてくれたりするんですよ ^^v
 ◎その撮影現場の条件にもよりますが、知漢は(三脚を使わない手持ち撮影の場合)1/60秒〜1/125秒ぐらいのシャッタースピードでシャッターを切りますから(←それが許されない時はISOを200ぐらいまで上げてシャッタースピードを確保する)、理論上は、風が止まっている時間は1秒未満でいいのです。←実際には、風が止まっても花に揺れが残っていますから2〜3秒は必要ですが。
 ◎あはは、このシロバナニガナの花を撮影していると、決まっていつも、「己を知り、敵を知らずんば、百戦危うからず」と云う、あの孫子の言葉が知漢の脳裏を過ぎります。
 ◎もはや「記憶の彼方」ですが (^^ゞ、その昔、風(敵)に苛つきながらシロバナニガナの花を撮影していた時、『風はいつか止まるもの』と云う事を知漢が敵(風)から教わった“経験の痕跡”が、この花を撮ろうとすると決まって孫子を呼び起こすのではないかと(自分では)思っています。