◎写真は、雲辺寺ロープウエイ乗り場(香川県大野原町)で撮影したハハコグサ(母子草/キク科/花言葉:いつも思っています)の花です。 ◎ご存知のように、このハハコグサが、春の七草に出て来る「御形(おぎょう or ごぎょう)」です。っとも、ハハコグサ(=御形)の花が咲くのは4月下旬以降ですから、七草粥へ御形を入れる頃、花はまだ咲いていません。 ◎“春の七草”が出て来たので、簡単にまとめておきましょう ^^v ◎春の七草と云えば、「芹(セリ)/薺(ナズナ)/御形(オギョウ or ゴギョウ)/繁縷(ハコベラ=ハコベ)/仏の座(ホトケノザ)/菘(スズナ)/蘿蔔(スズシロ)」でしたよね。 ◎この内、ナズナはペンペン草の事で、ハコベラはハコベで、2つとも[TP Pics]に写真が保管されています。 ◎....っと、こう書けば、『ホトケノザの写真も[TP Pics]にあるじゃないか!』と云われそうですが、現在“ホトケノザ”と呼ばれているもの(←[TP Pics]に写真があるホトケノザ)はシソ科の植物であり、春の七草でホトケノザと呼ばれているもの(=七草粥に入れて食べるホトケノザ)はタビラコ(田平子/キク科)を指すので、[TP Pics]にあるホトケノザ(シソ科)とは全く別の植物です。 ◎ついでに書いておきますと、菘(スズナ)とは蕪(カブ)の事で、蘿蔔(スズシロ)は大根です。 ◎ハハコグサに話を戻しますと、(写真を見れば分かるように)若いハハコグサの花の黄色は実に鮮やかで、「路傍で見かける黄色の中では、(色に限って云えば)チャンピョンかも知れない」と知漢は常々思っています。 ◎そそ、七草粥に入れて食べるくらいですから、ハハコグサはどこにでもある花ですが(=入手困難な植物を庶民が七草粥に入れるはずがない).... なぜかその花にはいつもワンサカと虫が寄っており(>_<).... 花に近づいて大量の虫に気づいた自分が“天然イナバウアー”をするのが嫌だから、めったにレンズを向けない花でもあります (^^ゞ |