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TPを飾った花たち



2007年5月21日のTP/撮影:2007-05-09
ウノハナ(卯の花/ユキノシタ科/花言葉:古風・秘密)



 ◎写真は、五郷(香川県大野原町)の山で撮影したウノハナ(卯の花/ユキノシタ科/花言葉:古風・秘密)です。
 ◎最初に申しておきますと、ウノハナの別名がウツギ(空木)ですから、ウノハナ=ウツギで正解なのですが、ウツギの場合、マルバウツギやバイカウツギ等々のウツギ類の総称としてその名称が用いられる事もあります。
 ◎因みに、母は東京の兄(=知漢の伯父)からもらって育てているバイカウツギ(梅花空木/ユキノシタ科)の事を「ウノハナ」と呼びます。
 ◎知漢としては、「これはウノハナじゃないよ」と毎回母に云うのですが、バイカウツギを含むウツギ類の総称としてウツギの名称が用いられるケースを考えれば、バイカウツギ=ウツギはOKとなり、{(バイカウツギ=ウツギ)=ウノハナ}になった経緯も理解出来るので、母の“バイカウツギ=ウノハナ説”を苦笑しながら聞いています (^^ゞ
 ◎そそ、ウノハナの事をウツギ(空木)と呼ぶのは、ウノハナの枝や幹が中空になっている(=枝や幹の内部は空洞になっている)からです。
 ◎えへへ、毎年同じ事を書いていますが、ウノハナと来れば「夏は来ぬ」の歌ですよね。♪卯の花の匂う垣根に、ホトトギス(時鳥)はや来て鳴きぬ〜♪と歌うあれです ^^v
 ◎なもんで、知漢としてはホトトギスの初鳴きを仁尾で聞いた後に、五郷へウノハナを撮影しに行くつもりでしたが、がはは、「鳴くまで待とうホトトギス」と云ってのけた徳川家康の真似は(やはり)出来ず、今日、五郷へ「ウノハナ狙い」で撮影にでかけました (^^ゞ
 ◎余談ながら、知漢の日記によれば、一昨年(2005年)は5月25日に、昨年(2006年)は5月15日に“ホトトギスの初鳴き”を仁尾で聴いています。
 ◎とすれば、えへへ、分かるでしょ?5月15日〜25日の中間点とでも云うべき今日、知漢がついに痺れを切らして(=ホトトギスの初鳴きを待たずして ←織田信長? ^_^;)、五郷の山へウノハナの撮影に出向いた心情が (^^ゞ

 ※付録1:ホトトギスは、南アジアからこの時期に日本へやって来る渡り鳥です。
 ※付録2:ホトトギスは自分で子育てをしません。ウグイスの巣に卵を産み(=托卵)、ウグイスに子育てをさせます。
 ※付録3:残酷と云うか、皮肉と云うか、ウグイスの“♪ホ〜ホケキョ!”の声が最も澄んで遠くまで響き渡るのも、まさしくこの時期です。
 ※付録4:「夏は来ぬ」で歌われている「♪卯の花の匂う垣根に〜」の「匂う」は、ウノハナに香りがあると云う意味ではありません。「萌えるように花盛る様」を「匂う」と表現する古典語表記が用いられています。