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TPを飾った花たち



2007年5月27日のTP/撮影:2007-05-09
イタチハギ(鼬萩/マメ科/原産地:北米大陸/花言葉:−−−)



 ◎写真は、五郷(香川県観音寺市大野原町)の山で撮影したイタチハギ(鼬萩/マメ科/原産地:北米大陸/花言葉:−−−)の花です。
 ◎イタチハギは、原産地が北米大陸(主にメキシコ)でありながら日本の風土に馴染み定着した訳ですから、立派な(?)帰化植物です。
 ◎あはは、これは知漢が便宜上使用している「知漢的分類用語」ですが (^^ゞ、帰化植物には「確信犯的帰化植物」と「偶発的帰化植物」の2種類があります。
 ◎多くの帰化植物は、その種が船や飛行機で(意図せず)日本に運び込まれた「偶発的帰化植物」に分類されるのですが、このイタチハギは「確信犯的帰化植物」に分類される植物です。
 ◎戦後(大正時代からとの説もあり)、土木工事を行った道路等の法面(のりめん)で、土が剥き出しになった法面から(雨による)土砂流失を防ぐため、成長が早くて根がよく張るイタチハギの(輸入した)種を法面へ撒いた歴史があります。
 ◎つまり、明らかな目的があって、海外から日本へ人為的に持ち込まれた植物だから「確信犯的帰化植物」なのです。
 ◎このイタチハギをTPで最初にレポしたのは2004年5月29日で、五郷の山の一部とでも云うべき豊稔池で(2004年5月25日に)撮影したイタチハギの写真を貼りました。
 ◎で、豊稔池でイタチハギの花を撮影した2004年5月25日の日記を読むと、『昭和58年(1983年)に四国へ帰ってから後、四国で初めてイタチハギの花を見た。あいかわらず不気味な花だ。どうやら、八千代台(千葉県)や鎌倉(神奈川県)だけでなく、全国的にその勢力を伸ばしている花らしい』と(かなりの行数を割いて≒やや興奮気味に)書いています (^^ゞ
 ◎因みに、上の写真のイタチハギも、3年前に豊稔池で出会ったイタチハギも、1〜2株の危うい状態で株を保っていました。
 ◎土木工事の法面へ意図的に植えられたイタチハギは、法面下方にびっしり繁茂しますから、何だかの偶然(幸運?)が重なって、法面から逃げ出し野生化する事に成功したイタチハギなのでしょう。上の写真のイタチハギも、豊稔池のイタチハギも。
 ◎そそ、豊稔池のイタチハギについては、今年(2007年)の3月26日に豊稔池へ行った際に「株の完全消滅」を確認しています -_-; よって、来年以降も知漢がイタチハギの花と出会える場所があるとすれば、上のイタチハギの写真を撮った場所のみとなります。