◎写真は、五郷の山で撮影したスイカズラ(忍冬/スイカズラ科/花言葉:愛の絆)の花です。 ◎斜め横から撮影した上の写真は、スイカズラの花が最も優雅に見えるアングルですが(と、知漢は思っているが)、毎年、毎回、スイカズラの花を正面から見ると“プゥ〜!”と吹き出してしまいます (^^ゞ ←[WP]に正面から撮影したスイカズラの花を貼っておいた。 ◎なぜスイカズラの花を正面から見ると可笑しいのか、実のところ、自分でもよく分かりません。「頭でっかちな森の妖精」に見えるからでしょうか? いや、ほんと、分かりません。 ◎広辞苑と大辞林がスイカズラの漢字表記を「忍冬」としているので、知漢もそれに従いました。少しややこしいのですが、忍冬を「にんとう」と読ませて、スイカズラの別名とする事もあります。 ◎っとも、紫陽花と書いてアジサイと読ませるように、漢字の音訓読みと植物名が一致しないのは珍しくありませんから、忍冬と書いてスイカズラと読ませる事に違和感はありません。 ◎そそ、忍冬(にんとう)と云うのは、スイカズラが冬でも葉の一部を残している事に由来します。 ◎また、スイカズラを「吸い葛」と書く事もありますが、それは、花を抜き取って吸うと甘い蜜が出る事に由来します。 ◎更に、スイカズラはキンギンカ(金銀花)の別名も持っています。キンギンカと云うのは、スイカズラの花が最初は白い(銀)のに(←上の写真の花色)、日が経つと(白かった)花がクリーム色(金)に変色するため、木全体を見るとクリーム色(金)や白色(銀)の花が入り混じって咲いているので、そう呼ばれます。 ◎余談ながら、東アジア(日本を含む)が原産地のスイカズラは、花が清楚で美しいため、かつて、ヨーロッパや北米へ観賞用植物として持ち込まれました。ところが、その繁殖力たるや凄まじく、今では野生化したスイカズラが、それらの国々で厄介者になっているとか(>_<) |