◎写真は、庭で咲いている(鉢植えの)ネジバナ(捩花/ラン科/花言葉:思慕/花径:約5mm)の花です。 ◎写真の左側に写っている2本の茎(円筒状)は、どこからともなくやって来て、2年前から春になるとネジバナが植わっている鉢で姿を見せるようになったヒメイ(姫藺/イグサ科)です。 ◎そのヒメイの茎と並ぶように咲いているネジバナを見ていたら、えへへ、ちょいと“写真心”がムズムズして来たので、ヒメイの茎の美しい直線的なイメージに合わせ、ネジバナも出来るだけ直線的に見えるアングルを選んで撮影してみました (^^ゞ ◎ネジバナ(捩花)と云う名は、小さな花を螺旋状に咲かせる“花序の姿”に由来します。 ◎日記を読み返してみたところ、写真のネジバナは、2002年6月18日に我が家へやって来た事が判明しました(←山野草を扱う店でネジバナを買った人からプレゼントされた)。 ◎我が家へやって来て5年目になるそんなネジバナですが、一時期は株数が減り、2005年には『恐らく今年で株が絶えてしまうだろう』と日記で嘆くほどヤバイ状態に至りました -_-; ◎そんな時、白馬の王子よろしく、ネジバナの鉢に(どこからともなく)雑草としてやって来て、ネジバナを救ってくれたのが(冒頭で紹介した)ヒメイだと知漢は思っています。 ◎書くと長くなるので端折りますが、ネジバナはラン科に属する植物でありながら極めてタフな植物です(←熱帯産のラン科植物を温帯の日本で園芸植物として育てるから「ラン科植物=ひ弱」のイメージを抱いてしまうが、ラン科植物はその原産地にあっては極めてタフな植性を示す)。 ◎ネジバナがいかにタフな植物であるかは、子供の頃に知漢が路傍で普通に見ていたネジバナや、(かつての勤め先と至近距離にあった)日比谷公園(東京)で雑草と一緒に群れ咲いていた、あのネジバナの姿を想えば分かります。 ◎端折りの端折りながら、ネジバナは(過保護にして)単独で育てると2〜3年で株が絶えてしまう不思議な植物です。つまり、他の植物(≒雑草)と一緒に混ざって育つ環境を好む植物なのです。 ◎我が家の庭にあるネジバナで云えば、ネジバナの鉢に入り込んで来たヒメイが、ネジバナに対して雑草の関係を構築してくれたから、今、また、ネジバナが株数を増やし始めたのでしょう。 |