◎写真は、自宅周辺で極々普通に咲いているヤブガラシ(藪枯らし/ブドウ科/花言葉:−−−/花径:約3mm)の花です。 ◎写真左端に写っている、「4枚の花弁(黄緑色)+オレンジ色の花盤+4本の雄シベ(雌シベは花盤中央に1本ある突起部分)」からなる花が開花直後の花です。 ◎黄緑色の花弁は(開花後)すぐに落ちてしまいますから、左から見て4輪目の「オレンジ色の花盤+4本の雄シベ+中央部の雌シベ」を持つ花が、写真の中では2番目に新しい花です。 ◎更に、4本の雄シベが取れてしまった(左から2輪目・3輪目の)花へと変化するのですが、雄シベが取れた花盤は、オレンジ色からピンク色へと徐々に変色します。 ◎ところで、オレンジ色であれピンク色であれ、ヤブガラシの花盤って、甘くて美味しいゼリー菓子に見えません? ◎あはは、少なくとも、口卑しい知漢少年(←小学生の頃)は、この花盤を見る度に『メチャクチャ甘い(当時、大好物だった)ジェリービーンズが食べたいなぁ〜』と思ったものです (^^ゞ ◎そそ、ヤブガラシ(藪枯らし)と云う物騒な名前ですが、それは、この植物の繁殖力が桁外れに凄まじい事に由来します。 ◎ヤブガラシは、ブドウ科植物の特徴である蔓(つる)をからませ、他の木に這い上がり、やがてその木全体を覆って(=日光を遮り =光合成を妨げ)その木を枯らしてしまいます。 ◎木を覆い尽くして枯らす植物としては、ヤブガラシの他にアケビ(アケビ科)・クズ(マメ科)・キカラスウリ(ウリ科)・ノブドウ(ブドウ科)等の植物を自宅周辺で見かけますが、そのキラー(killer)ぶりは、クズ>ヤブガラシ>アケビ>ノブドウ>キカラスウリの順でしょうか。 ◎ミカンの市場価格があまりにも下がってしまった結果、耕作を断念して放置されたミカン畑が自宅周辺にはいくつもあります。で、それらのミカン畑にあるミカンの木は・・・ ◎はい、そうです。写真のヤブガラシを含むキラー植物達がミカンの木を覆い尽くし、そこがミカン畑であった事すら分からぬ程の惨状を呈しています(>_<)。 ◎あはは、因みに、このヤブガラシの別名は、ビンボウカズラ(貧乏葛)です。 |