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TPを飾った花たち



2007年08月01日のTP/撮影:2007-07-31
ボタンヅル(牡丹蔓/キンポウゲ科/花言葉:−−−) 花径:約1.5cm



 ◎写真は、五郷(香川県観音寺市)の山で撮影したボタンヅル(牡丹蔓/キンポウゲ科/花言葉:−−−/花径:約1.5cm)の花です。
 ◎『えっ!?これって、知漢が裏山で撮ってここへよく貼るセンニンソウ(仙人草/キンポウゲ科)の花じゃないの?』と云われそうなので、センニンソウの花(2004-08-26に裏山で撮影)も用意しておきました。←写真右下の[センニンソウ]をクリック。
 ◎ボタンヅルとセンニンソウの見分け方ですが、上の写真に「ボタンヅルとセンニンソウの相違点」を3つほど写し込んでおきましたので参考にして下さい。
 ◎まず花ですが、ボタンヅルの花はセンニンソウの花ほどは白くなく、僅かにクリーム色がかっています。花のサイズも、センニンソウの花が3cmほどあるのに対し、ボタンヅルの花は大きくても2cmぐらいでしょうか。花全体の雰囲気としては、ボタンヅルの花がボテッとした感じなのに対して、センニンソウの花はシュッとしていてスレンダーな印象を受けます。
 ◎2つ目は、写真右下に写っているボタンヅルの葉(の一部)を見て下さい。ボタンヅルの葉には鋸歯(きょし/葉の周囲にあるギザギザ)があるのに対し、センニンソウの葉には鋸歯がありません(←センニンソウの写真右下に写っている大きな楕円形の葉がセンニンソウの葉)。
 ◎3つ目は、蕾です。センニンソウの蕾は先端が尖っていますが、ボタンヅルの蕾の先端は丸味を帯びています(上の写真中央最上部にボーッと写っている蕾が分かりやすいかな?)。つまり、花だけでなく蕾にも、「センニンソウの蕾=スレンダー」「ボタンヅルの蕾=ボテッとしている」という違いがあるのです。
 ◎っとも、数多くボタンヅルやセンニンソウの花を見ていれば、ここで述べた3つの見分け方に頼る事なく、パッ!と見ただけで(≒雰囲気で)両者を識別できるようになりますけどね。あはは、見慣れたサバ(鯖)とアジ(鰺)を目の前に出され、『どっちがサバで、どっちがアジですか?』と問われた時、サバとアジの違いを一々チェックしなくても即答できますよね。あれと同じです ^^v
 ◎っとぉ〜 (^^ゞ 書き忘れるところでした。ボタンヅルのボタン(牡丹)は、葉がボタン(牡丹/ボタン科)の葉に似ている事に由来します。また、ボタンヅルのヅル(ツル=蔓)は、ボタンヅルが蔓(つる)を他の植物に絡ませて成長する“蔓性植物”である事を表しています。←センニンソウも蔓性植物。
 ◎ボタンヅルもセンニンソウも、キンポウゲ科植物の御多分に洩れず有毒植物ですから、その扱いには注意して下さい。




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↓参考資料:センニンソウ↓