◎写真は、五郷(香川県観音寺市)の山で撮影したダイコンソウ(大根草/バラ科/花言葉:−−−/花径:約2cm)の花です。 ◎あはは、“ど根性大根”で大根の花を実際に咲かせた(=ダイコンの花を知っている)各位にしてみれば、『この花のどこがダイコンやねん?』と首を傾げられた事でしょう。ごもっとも、ごもっとも ^^v ◎結論から書くと、ダイコンソウとダイコンの間には血縁関係がありません。 ◎まず“ダイコン”と云う言葉を頭の中から消し去り、素直な心でダイコンソウの花をしばし見詰めて下さい。あはは、30秒ぐらい見詰めて、『見た!』だなんて云う手抜きは駄目ですよ -_-; ◎1分、3分、5分と同じ花を見詰めている(≒愛でている)と、“読書百遍意自ら通ず”じゃありませんが、その花の正体がボンヤリ見えて来るものです。 ◎ダイコンソウの花を見詰めていると、「ダイコンソウの花弁の黄色を、薄ピンク色に塗り替えるアイデア」が思い浮かぶかも知れません。 ◎ダイコンソウの花弁の黄色を、頭の中で薄ピンク色に塗り替える事ができれば、ダイコンソウの花がサクラ(桜)の花に似ている事に気づくでしょう。 ◎えへへ、そこまで辿り着けば、サクラ=バラ科ですから、“バラ科”をキーワードにして[TP Pics]へ行き、バラ科の花々を見て下さいな。・・・ねっ!ダイコンソウがバラ科だと断定出来たでしょ ^^v ◎ダイコンはアブラナ科なので、バラ科のダイコンソウとは縁も所縁もありません。ではなぜ、この花にダイコンの冠名がつけられたのでしょう?その答えは、[ど根性大根/2007-02-23/写真B]にあります。 ◎ダイコンソウの根元に近い部分の葉のつき方(葉序)が、ダイコンの葉序(=[ど根性大根/2007-02-23/写真B]の葉序)とそっくりなため、ダイコンとは似ても似つかぬ花を咲かせるこの植物をダイコンソウと呼ぶようになったのです。 ◎そそ、上の写真で、ダイコンソウの花の真下にあるハート型の葉は、ヤマイモ(山芋=自然薯[じねんじょ])の葉です。分かりづらいかも知れませんが、ダイコンソウの葉は、ヤマイモの葉の左後方に写っている鋸歯がある葉です。 |