◎写真は、裏山で咲いていたヒルザキツキミソウ(昼咲き月見草/アカバナ科/花径:約4cm)の花です。 ◎マツヨイグサ(≒月見草/アカバナ科)の類は陽が落ちる頃から咲き始めるのに、この花は同じアカバナ科マツヨイグサ属でありながら、昼間咲くのでヒルザキツキミソウの名が付きました。 ◎見ての通り、とても可愛い花ですから園芸植物としても出回っていますが、庭から逃げ出して野生化したものも多く見かけます(←写真のヒルザキツキミソウは野生化したもの)。 ◎野生化するぐらいですから、ヒルザキツキミソウの植性は極めてタフです。上の写真を撮影した場所でも、日照り続きで雑草の一部が枯れ始めているのに、ヒルザキツキミソウは何食わぬ顔で花を咲かせていました。 ◎この花は風によく揺れ、それがまた可愛いのですが、撮影するとなれば話は別です (^^ゞ ◎風に揺れる花を撮る時は、『止まれ!止まれ!止まってくれぇ〜!1秒とは云わぬ、○○分の1秒(←その時のシャッタースピード)でいいから止まってくれぇ〜!』と花に向かって(心の中で)念じるのですが、えへへ、花は(知漢に)遊んでもらっている気になるのでしょうか?念じれば念じるほど揺れが大きくなります(・・・知漢にはそう思える ^_^;)。 ◎勿論、この場合、(花を撮影したいと思う)知漢の勝手を花に強いているのですから、それ以上の無理は云えません。 ◎そんな時に知漢が使う秘策の一つが、(以前紹介した)「一瞬待ち」の技です。どんなに風で花(被写体)が揺れていても、その場に吹いている風の周期パターンさえ読み取れば、かなりの確率で「次に風が止む“一瞬”」を予測する事が出来ます。 ◎そそ、「ファインダーから目を離し、撮影を断念したフリをする」と云う“胡散臭い秘策”もあります。馬鹿げていると思われるかも知れませんが、『お前(=花)がいつまでもそうやって揺れているから、もう撮るのはヤ〜メピィ!』と云ってカメラを(知漢の)顔から離すフリをすると、意外とよく花の揺れが止まります (^^ゞ ◎勿論、そのフェイントをかける時のカメラは電源を切らず、フォーカスもしっかりロックしておきます。で、花が油断して動き(揺れ)を止めたその瞬間、サッ!とカメラを構え、カシャッ!とシャッターを切るのです。因みに、上のヒルザキツキミソウは、その“胡散臭い秘策”を使って撮影しました ^^v ◎確かに知漢は、花が好きで、カメラが好きで、花の撮影が好きです。でもそれは、花と戯れる知漢の楽しみ全体からすれば氷山の一角に過ぎず、本当の楽しみ(≒楽しみの大部分)は、上に書いたような「花と交わす気持のやり取り」と云うか、ジャズ♪で云うところの「(スリリングな即興性が求められる)ジャムセッションを花と一緒に演奏する楽しみ」ではないかと思っています。 |