◎写真は、神社で咲いているサザンカ(山茶花/ツバキ科/ひたむきさ/花径:約7cm)の花です。 ◎サザンカとツバキ(椿/ツバキ科)の花を識別する上で最も分かりやすいのは、花弁の散り方でしょうか。 ◎ツバキの花弁は元がくっついている(=花弁基部が合生している)ので、散るときはドテッ!と云う感じで花全体が落ちるのに対して、サザンカは花弁基部が合生していないので、花弁一枚一枚がバラバラに散ります。 ◎「サザンカは晩秋〜冬に咲き、ツバキは初春に咲く」と云う開花期に着目した識別法もありますが、両方とも品種改良が進んだ今となっては、あまり当てになる識別法ではありません。 ◎枯れ木が目立つこの季節ですから、樹上に咲くサザンカの花もそれはそれで魅力的ですが、知漢が好きなのは、散ったサザンカの花弁が地面に敷き詰められて出来る“花弁絨毯”です。 ◎小学生の頃、登校時の寒い朝に(他人様の庭で)見た“サザンカの花弁絨毯”が忘れられず、サザンカの花を見つけると今でも木の下に花弁絨毯を探し、それから樹上の花を愛でる当時の癖が残っています (^^ゞ ◎『花が散れば簡単に花弁絨毯は出来る』と思われるかも知れませんが、地面が見えないほどビッシリ花弁が敷き詰められた“サザンカの花弁絨毯”は、滅多に見る事が出来ません。 ◎花弁が散るためには風があった方がいいのですが、風が強すぎると花弁が広範囲に散ってしまい、フカフカの花弁絨毯は出来ません。 ◎知漢が理想とする“サザンカの花弁絨毯”は、『あぁ〜!この花弁絨毯の上に寝っ転がりたい!』と感じさせてくれる絨毯です。しかし数年に一度でしょうか、そんな花弁絨毯と出会えるのは。 ◎そそ、ツバキ科の植物には、最低でも知漢が1日に2リットル以上飲んでいるお茶(日本茶)や、知漢の職業に不可欠なサカキ(榊)も含まれています。 |