◎写真は、(昨日の“Hit On”で紹介した)自宅から徒歩5分ぐらいの所で咲いているアケビの雄花(木通/アケビ科/花言葉:才能/花径:雄花約15mm 雌花約25mm)です。 ◎アケビは雌雄同株の植物ですから、同じ株に雌花と雄花が咲くのですが、比率で云えば「圧倒的に数が多い雄花の中に、ポツンポツンと雌花がある」と云った感じでしょうか。 ◎上の写真は雄花なので、[WP]に雌花と雄花が写った写真を貼っておきます([WP]の写真では、手前に写っている1輪が雌花で奥の2輪が雄花)。 ◎昨日の“Hit On”でも書いたように、アケビの花は裏山のあちこちで咲いています。そしてその数は年を追うごとに増えています。 ◎実はこのアケビ、クズ(葛/マメ科)がそうであるように、他の樹木に蔓を絡ませ、やがて樹木を覆い尽くして(樹木の葉に太陽光線が届かない状態にして)樹木を枯らしてしまいます。 ◎っとも、アケビやクズが樹木を枯らす事は、自然界でごく普通に起きている事ですからいいのですが、もし果樹園(例:ミカン畑)でそれが起きれるとなれば、生産者はアケビやクズを目の敵にして駆除するでしょう(実際にそうして来ました)。 ◎でも、例えば、ミカンの商品価値が慢性的に下落して、ミカン農家がミカン作りを放棄したらどうなるでしょう? ◎実は、裏山でそれが実際に起きているのです。放置されたミカン畑のあちこちでアケビやクズが生い茂り、ミカンの木が次々と枯れています。 ◎まわりくどい書き方をしましたが、『裏山ではアケビの花が年を追うごとに増えている』と書いた背景には、そんな“裏山事情”があるのです。 |