◆写真は、家内が仁尾の花卉生産者の人からもらってきた切り花のマーガレット(木春菊/キク科/花径:約40mm/花言葉:恋占い)です。 ◆家内が当日もらってきた切り花は、マーガレットの他にストック(アブラナ科)・キンギョソウ(ゴマノハグサ科)・ニゲラ(キンポウゲ科)・スターチス(イソマツ科)の4種類があり、全部合わせると両手で束ねきれないほどの量でした ^^v ◆仁尾と云えばミカンですが、温暖な気候(無霜地帯とされている)を利用した花卉栽培も盛んで、中でもマーガレットとカーネーションは、仁尾特産花卉として全国にその名が知られています。 ◆そそ、仁尾でマーガレットが栽培され始めた背景には、仁尾ならではの謂れがあります。 ◆現在われわれが使っている“蚊取り線香”の除虫成分(ピレスロイド)は化学合成されたものですが、昔の“蚊取り線香”には、ピレスロイド成分を含む除虫菊(ジョチュウギク/キク科)を乾燥させて粉末にした“粕粉”が練り込まれていました。 ◆で、仁尾ですが、かつて仁尾では除虫菊が盛んに栽培されており、除虫菊が農家の貴重な現金収入源になっていた話を(年輩の方から)よく聞きます。 ◆つまり、かつての仁尾は、除虫菊の一大産地だったのです。 ◆しかし、ピレスロイドが化学合成されるようになり、蚊取り線香用の除虫菊が不要になり始めたその頃、仁尾の農家の方は、除虫菊と花姿や植性がそっくりなマーガレットの栽培を思いつかれ、それが今に至る「仁尾のマーガレット」のルーツとなりました ^^v |