◆写真は、路傍でごく普通に咲いているオランダミミナグサ(和蘭耳菜草/ナデシコ科/花言葉:純真/花径:約7mm)です。 ◆写真を見ながら、同じナデシコ科に属するカーネーションやナデシコやハコベの花を想い浮かべて下さい。 ◆……そうです。花弁の先端に切れ目を入れたがるのが、ナデシコ科の花の特徴なのです(全てではないが)。 ◆オランダミミナグサの「オランダ」は、欧州から日本へ入って来た帰化植物である事を示しています(←文献には1910年に横浜で初めて発見されたとある)。 ◆「ミミナグサ(耳菜草)」は、葉の形がネズミの耳に似ている事に由来し、英名も“Sticky mouse-ear”となっています。 ※Sticky=ねばねばする・べとべとする(←葉が手にくっつくようなあの感触を表している)。 ◆最近はあまり見かけませんが、日本には在来種のミミナグサがあり、茎が赤紫色である事や花弁が(オランダミミナグサより)丸味を帯びている点で容易に見分けがつきます。 |