◆写真は、裏山で「今ぞ盛り」と群れ咲いているチョウセンレンギョウ(朝鮮連翹/モクセイ科/花言葉:希望/花径:約25mm)の花です。 ◆裏山には写真のチョウセンレンギョウの他に、シナレンギョウ(支那連翹/モクセイ科)も派手に咲いています。 ◆[チョウセンレンギョウ=枝が湾曲下垂している・花が終わりかけた頃に葉が出る][シナレンギョウ=枝が立ち上がっている・花と葉が同時に出る]と云った違いがありますから、識別はさほど難しくありません。 ◆ただ、今の時期は葉がなく、花だけを枝に咲かせている写真のチョウセンレンギョウも、花期が終わりに近づくと花と葉が枝に混在するため、葉の有無だけで両者(チョウセンレンギョウとシナレンギョウ)を識別するのは困難となります。 ◆そんな時に役立つのが、雄シベと花柱(=雌シベ)の長さをチェックする識別法です。 ◆上の写真を見て下さい。2本の雄シベしか見えませんよね。つまり、シベの長さが[雄シベ>雌シベ(花柱)]の関係にあるのが、チョウセンレンギョウ最大の特徴なのです。 ◆チョウセンレンギョウとシナレンギョウの他に、レンギョウ(連翹/モクセイ科)もありますが、[雄シベの長さ>雌シベ(花柱)の長さ]はチョウセンレンギョウだけの特徴ですから、『雄シベが雌シベ(花柱)より長ければ、それはシナレンギョウでもレンギョウでもなく、チョウセンレンギョウ』と識別していいのです。 ◆と、まぁ、細かい事を書きましたが、丁寧な観察を長年続けていると、パッ!と見た瞬間の“雰囲気”だけで識別できるようになりますよ、えへへ。 |