◆写真は、有明浜(香川県観音寺市)で撮影したコウボウムギ(弘法麦/カヤツリグサ科/花穂長:約60mm/花言葉:−−−)の雄花(の花穂)です。←コウボウムギは雌雄異株。 ◆コウボウムギに関する詳しい解説と(有明浜で撮影した)雌花の写真は、[TP Pics(2007-04-28)]にあるので、興味がある方はそちらをご覧下さい。 ◆写真を撮った日(2010-04-10)、知漢が有明浜で見かけたのは雄花のみでした。 ◆受粉のタイミングだけを考えれば、雄株の雄花と雌株の雌花がドンピシャ同時に咲いた方が効率的な訳ですが、そうじゃないんですよね。 ◆動物・植物を問わず、雌の卵細胞は非常にデリケートですから、雌側からすれば、受精プロセスに要する時間が短ければ短いほど、卵細胞の被るリスクを低減できます。 ◆話をコウボウムギに戻すと、雌花が咲いて受粉可能となった時に雄花がまだ咲いていないケースこそが(卵細胞のデリケートさを思えば)最悪ですから、[雄花の花期]>[雌花の花期]なのでしょう。←雄花の時間的投網戦略。 ◆投網戦略と云うのは知漢の造語ですが、一本の雌シベに対して何倍もの数の雄シベがあるのも、カウント可能な数の雌の卵細胞に対して天文学的な数の精子を雄が提供するのも、雄が持つ投網的特徴なのでしょう。 ◆知漢のこの説(=雄が持つ投網的特徴)にはまだ先があるのですが、がはは、ここから先は、女性各位のお叱り必至でしょうから、今日はここまでにしておきます (^^ゞ |