◆写真は、裏山のいたる所で芽吹いているアカメガシワ(赤芽柏/トウダイグサ科/花言葉:−−−)の新葉です。 ◆写真のように、新葉が赤いのでアカメガシワと呼ばれます。 ◆ただし、葉が赤いのは新葉の時だけで、(写真左の葉が既にそうなりかけているように)芽吹いてしばらくすると、緑色した何の変哲もない普通の葉になってしまいます。 ←新葉の表面に密生している「赤い微細毛」が抜け落ちてしまうから。 ◆アカメガシワには、ゴサイバ(御菜葉)とかサイモリバナ(菜盛花)の別名があるのですが、それらの別名は、成長して緑色になったアカメガシワの葉が、その昔、食物を載せる皿状容器として使われた事に由来します。 ◆更に云うなら、食物を載せる葉としては、アカメガシワより有名なカシワ(柏/ブナ科)があり、カシワの葉と同様の使い方をされたから、アカメガシワの名前に(ブナ科でもないのに)“柏”の文字が入っているのです。 ◆因みに、かつて食物を載せる皿状容器としてカシワの葉が利用された名残は、現在我々が食べている(餡餅をカシワの葉で挟み包んだ)“柏餅”に残っています。 ←関西では“柏餅”を包む葉として、サルトリイバラ(サルトリイバラ科)の葉が使われますが、それでも呼び名は“柏餅”です (^^ゞ |