◆写真は、裏山で撮影したウスジロノゲシ(薄白野芥子/キク科/花序径:約20mm/花言葉:−−−)の花です。 ◆ウスジロノゲシと云う名前はあまり聞いた事がないと思いますが、白花を咲かせるノゲシ(野芥子/キク科/花色:黄色)をそう呼びます。 ←ウスジロノゲシは、白花と云っても純白ではなく、中心部は黄色みを帯びている。 ◆ノゲシはそこいらじゅうでボコボコ咲いているから知らない人はいないと思いますが、念のため、TPの下(QRコードの下方)に同日撮影したノゲシの写真を貼っておきます。 ◆ウスジロノゲシの花(=白花のノゲシ)は珍しいと云えば珍しいのですが、知漢のように路傍ウォッチングを趣味としている者にすれば、年に数回は見かける花です。 ◆ノゲシはハルノゲシ(春野芥子)とも呼ばれますが(ノゲシ=ハルノゲシ)、それは秋に咲くアキノゲシ(秋野芥子/キク科)を意識して用いられる呼称です。 ←アキノゲシは[TP Pics/2007-11-10]に写真と知漢の解説文がある。 ◆そそ。花のサイズを「花径」とせず「花序径」とした理由は、ここの閲覧者ならもうお分かりですね。 ◆ウスジロノゲシの花もキク科の御多分に洩れず、花弁1枚に見えている部分は、舌状花(ぜつじょうか)と呼ばれる独立した一輪の花なのです。 ◆つまり、上の写真で(約20mmの径を持ち)一輪に見えているウスジロノゲシの花は、数えきれぬほどの小花(舌状花)が集まっているから「(花径ではなく)花序径」なのです。 |