◆写真は、神社で咲いているハナミズキ(花水木/ミズキ科/花径:約80mm/花言葉:華やかな恋)の花です。 ◆このハナミズキを「アメリカハナミズキ」と呼ぶ人をよく見かけますが、アメリカハナミズキと云う植物はこの世に存在しません (^^ゞ ◆と同時に、在来種のハナミズキ(=アメリカではなく日本に自生する[日本在来種の]ハナミズキ)もこの世には存在しません。 ◆順序立てて説明しましょう。 ◆まず、ハナミズキは北米原産の花木であり、日本ではハナミズキの他にアメリカヤマボウシの別名でも呼ばれます。 ◆アメリカヤマボウシの名は、日本の山野に自生するヤマボウシ(ミズキ科)と花が似ている事に由来して付けられた名前であり、『ヤマボウシに似た花を咲かせるアメリカから入って来た花木=アメリカヤマボウシ』と云う意味になります。 ◆これは知漢の想像ですが、アメリカハナミズキと云う間違った名前が生まれた背景には、アメリカヤマボウシの名前が作られた(上で説明した)プロセスが影響を与えているのでしょう。 ◆更に、ハナミズキ(花水木)と云う名はどう見ても純日本語名ですから、頭に「アメリカ」の語が付きやすかったのでしょうか。……もし、英語名のドッグウッド(Dogwood)のままハナミズキが日本へ入って来たとすれば、アメリカドッグウッドの名が生まれる事はあり得ませんからねぇ〜。 ◆話変わって、ハナミズキと云えば一青窈 (^^ゞ ◆彼女が唄うハナミズキに出て来る、『僕の我慢がいつか実を結び、果てない波がちゃんと止まりますように〜♪』の歌詞が好きな知漢です(^_^)v |