◆写真は、神社で咲いているオオツルボ(大蔓穂/ユリ科/花径:約15mm/花言葉:さびしさ)の花です。 ◆オオツルボにはシラー・ペルビアナ(Scilla Peruviana)という別名があり、『シラー・ペルビアナにはオオツルボという別名がある』と云っても過言でないほど、シラー・ペルビアナの名前も広く知れ渡っています。 ◆ローカルな話題で恐縮ですが、神社では今、2種類のシラーが咲いています。 ◆1つは写真のオオツルボ(シラー・ペルビアナ)で、もう1つのシラーは、シラー・ヒスパニカ(別名:ツリガネズイセン/ユリ科/花色:青)です。 ◆駐車場で車を降りて神社へ向かうと、まず蔦見坂の登り口左側にシラー・ヒスパニカの花が数本咲いています。←ムスカリ(ユリ科/花色:青)と一緒に半ば雑草に埋もれて ^_^; ◆次いで、蔦見坂を登り切った所にある大鳥居の右側に、写真のオオツルボ(シラー・ペルビアナ)が咲いています。 ◆写真のオオツルボですが、年を追うごとに株数が増えています。←オオツルボは球根(鱗茎)で増える。 ◆オオツルボの原産地は地中海沿岸で、園芸植物として日本に入って来たのですが、もともと植性がタフなものですから、半ば野生化して咲いているオオツルボを時々見かけます。 ◆あ、そそ。花の仕事に従事している人の多くは、オオツルボの事を単に「シラー」と呼びます(知漢もそうだった)。 ◆オオツルボ(シラー・ペルビアナ)もシラー・ヒスパニカ(ツリガネズイセン)も、球根(鱗茎)に有毒成分を含んでいるので扱いには注意しましょう。 ◆茶碗蒸に入っているユリ根のイメージとは裏腹に、多くのユリ科植物の球根は有毒です。『ユリ科植物の球根(鱗茎)=有毒』と思っておいた方が、間違いないでしょうね。 |