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TPを飾った花たち



2010年05月11日のTP/撮影:2010-05-11
ヒメカンゾウ(姫萱草/ユリ科)  花径:100mm




◆写真は、庭で咲き始めた(鉢植えの)ヒメカンゾウ(姫萱草/ユリ科/花径:約100mm/花言葉:憂いを忘れる)の花です ^^v
◆このヒメカンゾウは、2002年5月15日に我が家へやって来た(=株を分けて頂いた)ものですが、それ以降、毎年見事な花を咲かせ、我が家の庭に初夏の彩りを添えてくれています。
◆実はこの花、ニッコウキスゲ(日光黄萱 or 禅庭花/ユリ科)の株として頂きましたが、ニッコウキスゲは花茎がもっと長く、花期も7月以降ですから、写真のヒメカンゾウとは異なります。
◆キスゲ(黄萱 or 黄管)類と、カンゾウ(萱草)類がゴッチャになっている人を見かけるので、整理しておきましょう ^^v
◆まず、キスゲ類は、その名前(キスゲ/黄萱)が示すように、鮮やかな黄色(レモン色)の花を咲かせます。また、夕方から咲き始めて朝には萎んでしまう(花は一夜でその生涯を終えてしまう)ので、ユウスゲ(夕萱 or 夕菅)の別名を持っています。 ←一輪の花は一夜で咲き終わるが、次から次へと蕾が出て来るので、株全体の花が一夜で咲き終わると云う意味ではない。
◆一方のカンゾウ類は、(黄色ではなく)橙色の花を咲かせ、(夕方からではなく)朝から咲き始めて昼の間咲いています。←花が咲く時間帯はキスゲ類(夜咲く)と逆だが、1日で花の生涯が終わってしまう点はカンゾウ類も同じ。
◆となるとここで、『ニッコウキスゲは、キスゲの名前が付いているのに花が橙色で、しかも昼間咲くから、知漢の説明は矛盾している!』と思われるでしょう(お怒り、ごもっとも、ごもっとも ^_^;)。
◆ニッコウキスゲの名前は、植物学的根拠に基づいて付けられた名前ではなく、人間が勝手につけた名前(俗称)です。もし、植物学的根拠に基づくなら、ニッコウキスゲはニッコウカンゾウと命名すべきでしょう。
◆あはは、それでもスッキリしない方は、ニッコウキスゲの別名であるゼンテイカ(禅庭花)の呼称を用いられては如何でしょうか? (^^ゞ

※この解説文は、2007年の解説文に修正加筆したものです。