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TPを飾った花たち



2010年06月20日のTP/撮影:2010-05-30
ヒルザキツキミソウ(昼咲き月見草/アカバナ科)   花径:50mm




◆写真は、裏山で野生化しているヒルザキツキミソウ(昼咲き月見草/アカバナ科/花径:約50mm/花言葉:無言の恋)の花です。
◆山野や街中の荒地でよく見かける黄色いツキミソウ(月見草/アカバナ科)と同じ仲間ですが、ツキミソウが夜しか咲かないのに対して、ヒルザキツキミソウは昼間も咲いているのでこの名前が付いています。
◆「裏山で野生化している」と書きましたが、ヒルザキツキミソウは北米原産の植物で、園芸植物として日本へ入って来た後に野生化しました。
◆フランネルソウ(TP Pics/2010-06-16)の紹介文で書いたように、園芸植物が野生化するには「強靱な生命力と繁殖力」が不可欠です。
◆な訳ですから、野生化しているこのヒルザキツキミソウの植性も相当タフで、他の植物が夏眠したり、生死の境ギリギリのところで生きている真夏の一番暑い時(8月中旬頃)でも、涼しい(?)顔して花を咲かせていたりします(TP Pics/2007-08-22)。
◆ここまでを読み、『ヒルザキツキミソウは、えらくゴッツい厚顔極まりない植物だ』と思われるかも知れませんが、写真を見れば、人々がなぜこの花に惹かれるのかお分かり頂けるでしょう。
◆写真のヒルザキツキミソウの花弁外輪は淡いピンク色をしていますが、もっと濃いピンク色の花弁を持つものもあれば、花弁全てが純白のヒルザキツキミソウもありますから、花弁色のビミョ〜な個体差を観賞するだけでも楽しめます。