◆写真は、神社の境内と自宅の庭で咲いているニオイスミレ(匂菫/スミレ科/花言葉:高尚/花径:約25mm)の花です。 ◆ニオイスミレの花は11月頃から翌年の4月頃まで咲くので、花が少ないこの季節にあっては貴重な花と云えるでしょう。 ◆そそ、ニオイスミレは人里で一部野生化しているため、日本在来種のスミレだと思っている人もいますが、地中海沿岸が原産の帰化植物です。 ◆2004年12月11日の“Hit On”で書いたように、ニオイスミレには忘れられない想い出があります(^_^)v ◆知漢がロンドンでフラワーデザインの勉強をしていた頃、学校では毎日毎日このニオイスミレの花(生花)を使ったコサージュを作らされていました。 ◆花と葉に、それぞれ決められた番数(#数)の細いワイヤーを1本1本かけ、決められた花数と葉数で、決められた形のコサージュを作るのです。 ←卒業実技試験では、花に使ったワイヤーの番数や、葉に使ったワイヤーの番数を間違えただけでも不合格になります。 ◆映画“マイ・フェア・レディ”の中で、主役のオードリー・ヘプバーンが(ロンドンの)コヴェント・ガーデン・オペラハウス(=ロイヤル・オペラ・ハウス)の前で、籠に盛ったスミレの花束を売っていたシーンを覚えておられるでしょうか。 ◆オードリー・ヘプバーンが映画の中で売っていた、あのスミレの花束こそが、知漢がロンドンの学校で毎日毎日コサージュを作っていたニオイスミレの花であり、その花が上の写真に写っているニオイスミレの花なのです。 |