写真は、自宅から神社へ向かう路傍で毎年咲く、ナガミヒナゲシ(長実雛罌粟/ケシ科/花径:約60mm/花言葉:癒し)の花です。 ←シバザクラ[TP Pics/2011-04-26]の紹介文に名前が出て来た花。 ナガミヒナゲシの花を見れば、誰だってポピー(ひなげし[雛罌粟])の花を思い出しますよね。ナガミヒナゲシもポピーもケシ科ですから、当然と云えば当然ですが。 ナガミヒナゲシとポピーは花姿が似ているだけでなく、『花弁が散りやすい』と云う性質もそっくりです(笑)。 この写真を撮影した翌日に同じ場所へ行ってみると、既にオレンジ色の花弁は散り、雌シベの部分(写真では黄緑色の部分)だけが残っていました。 写真のナガミヒナゲシの柱頭(=雌シベの先端)は5本の(白い)筋状になっていて、それが「大」の字に見えませんか? あはは、知漢は「大の字」に見えて、撮影しながら思わず笑ってしまいました (^^ゞ この柱頭にある(写真では大の字に見える)筋状部分ですが、花によって数が異なります(4〜8本)。←最も普通に見かけるのは7〜8本。 裏山でナガミヒナゲシの花を最初に見かけたのは2005年の4月下旬ですが、それから徐々に増え、今では自宅周辺でもよく見かける花となりました。 過去のTPで書いたように、このナガミヒナゲシは地中海沿岸を原産地とする帰化植物(昭和30年代半ばに日本へ入って来た帰化植物)ですから、仁尾の“地中海式気候”が合っているんでしょうね。 ナガミヒナゲシの猛烈な繁殖力を裏山で見て来た知漢に「老婆心」を云わせて頂けるなら……えへへ、決して『庭に持ち込むべき花』ではありません。 |