写真は、行訪先へ向かう田の畦道で撮影したオオジシバリ(大地縛り/キク科/花径:約30mm/花言葉:清楚)の花です。←家内のコンデジ(Canon PowerShot S95)で撮影。 ちょうど1年前のTPに、五郷の山(香川県観音寺市)で撮影したジシバリ(地縛り/別名:イワニガナ/キク科/花径:約25mm)の花を貼りましたが、花だけを見てオオジシバリとジシバリを識別するのは不可能と思えるほど、オオジシバリとジシバリの花はよく似ています。←ジシバリは[TP Pics/2010-05-15]を参照されたし。 『ジシバリ(花径25mm前後)の花より花のサイズが大きいからオオジシバリ(花径30mm前後)と呼ばれる』……で間違いはないのですが、あはは、両者とも規格に従って作られた工業製品じゃありませんから、生育している環境によってはジシバリより小さな花を咲かせているオオジシバリだって普通にあります。 どうしてもジシバリとオオジシバリを見分けたい方は“葉の形”に注目して下さい。ジシバリとオオジシバリを(知漢のように)識別したい(しなくてはいけない)方は、それなりの理由とモチベーションをお持ちな訳ですから、“葉の形”に注目した内容でネット検索するのも億劫ではないでしょ?(笑)。 『ならば知漢よ!お前はいつも葉を見てジシバリとオオジシバリを見分けているのか?』と問われれば、その答は“ノー”です (^^ゞ 知漢のように(小学生の頃から)何十年も路傍の花々を観察し続けていると、自分でもその存在に気づかぬ“識別フィルター装置”みたいなものが自然と身に備わるらしくて……(^_^)v 例えば、山の路傍(=乾燥しがちな場所)を観察している時にオオジシバリに似た花を見つけると、『ジシバリ?それともオオジシバリ?』などと迷う事は滅多になく、『おっ!ジシバリの花ジャン!』と即断しています。 と同時に、田の畦道(=やや湿った場所)でジシバリに似た花を見かけたら『おっ!オオジシバリの花だ!』となるのです。 勿論、[ジシバリ=乾燥した場所を好む][オオジシバリ=湿潤な場所を好む]と云う根拠はあるのですが、実際に路傍観察している時はそんな根拠なんて意識していません。 恐らく、山道を歩いている時と、田の畦道を歩いている時とでは、知漢の目に入っている周囲の景色(山景色 or 田景色)が無意識に知漢の脳を“山モード” or “田モード”に切り替えているのでしょう。 あ、そそ。そんな知漢ですが、(ジシバリ? or オオジシバリ?みたく)紛らわしい植物の花を撮影した時は、花の撮影を終えた後に「その植物の葉の写真」を必ず1枚撮ります。こうしておけば、家に帰ってから『撮影している時は○○の花だと思ったが、△△の花かも知れんなぁ〜』と迷いの坩堝(るつぼ)にはまり込んだ時、葉の形状の違いが知漢を迷いの坩堝から掬い(すくい)上げてくれるからです(笑)。 蛇足ながら、写真の背景に写っている葉は、オオジシバリの葉ではなくヨモギ(蓬/キク科)の葉です。 |