写真は、五郷の山(香川県観音寺市)で撮影したニガナ(苦菜/キク科/花径:約15mm/花言葉:質素)の花です。 この一つ前にTPへ貼ったジシバリ(別名:イワニガナ/キク科←[TP Pics/2011-05-17])の解説文で、『イワニガナの“ニガナ”と云う言葉を覚えておいて頂きたい』と書きましたが、上の写真のニガナこそが(冠言葉の付かぬ)本家本元のニガナなのです。 写真のニガナには花弁が7枚(正確には7輪の舌状花)あるので、『これはニガナではなくハナニガナだ』と語気を強くされる方もおられるかと思いますが…… ニガナの花弁(舌状花)数は5枚(舌状花5輪)がデフォルトですから、『デフォルト以外は認めない』と云うお気持ちも分かりますが、[ニガナ:花弁(舌状花)数=5〜7][ハナニガナ:花弁(舌状花)数=8〜11]と云う事になっておりますので…… (^^ゞ このニガナの花、五郷の山だけでなく、弥谷寺や自宅の裏山でも今を盛りに咲いています。 そう。それらの場所に共通するのは“山”ですから、この時季に山っぽい場所を散策する時、「そのつもりで」入念に路傍観察して頂ければ、ニガナの花と出会うのはそれほど難しくありません。 『花に優劣なし』と云って憚らぬ知漢ですが、えへへ、キク科の花の中では“三本の指”に入るほど、ニガナの花が好きだったりします (^^ゞ 本当は、有明浜(香川県観音寺市)で(2011-05-16に)撮影したハマニガナ(浜苦菜/キク科)の写真があるので、このニガナから更にハマニガナへ話を膨らませようかとも思ったのですが、16日以降に五郷や弥谷寺それに裏山で撮影した写真の枚数が膨大なためハマニガナは断念し、[オオジシバリ→ジシバリ(別名:イワニガナ)→ニガナ]の三連続貼りで(今回は)打ち止めとさせて頂きます(笑)。 |