◆写真は、神社で撮影したムラサキカタバミ(紫傍喰/カタバミ科/花径:約15mm/花言葉:心の輝き)です。 ◆清楚なピンクの花色といい、その花姿といい、花だけを見れば抜群に可愛いのですが…… ◆ムラサキカタバミの繁殖力たるや凄まじく、「一度畑に入ると根絶するのが難しい」と云われるほど、「厄介な雑草」として嫌われます(←知漢は嫌っていない ^_^)。 ◆普通のカタバミ(花色:黄色)は、種を弾き飛ばして(これまた猛烈な勢いで)増えますが、ムラサキカタバミは種をつけません。 ◆種をつけないムラサキカタバミは、地下に鱗茎(←代表的な鱗茎は“ユリ根”)を作り、その鱗茎で株を増やします。 ◆「鱗茎で株を増やす」と書けば穏やかに聞こえますが、その鱗茎の性質たるや凄まじく、バラバラになった鱗茎の一片( or 半片)でもあれば、そこから高い確率で発芽します。 ◆つまり、ムラサキカタバミが入って来た畑は、耕せば耕すほど鱗茎が畑に散らばり、大変な事になってしまうのです -_-; ◆過去に何度か紹介した不名誉な話ですが (^^ゞ、仁尾町に隣接する某町では、このムラサキカタバミの事を「○○(←知漢の姓)さん草」と呼びます (^^ゞ ◆なんでもその昔、仁尾町の○○さん(←○○と云う知漢の姓は仁尾に多い)が、花の美しいムラサキカタバミを観賞用に他所から入手し、そのムラサキカタバミの末裔が、厄介な雑草として仁尾周辺に散らばったと云うのです m(_ _)m ◆因みにムラサキカタバミは、江戸時代末期に観賞用植物(原産地:南アメリカ)として日本へ持ち込まれたものの、そのタフな植性ゆえに野生化してしまった“帰化植物”です。 ◆ムラサキカタバミは種を飛ばさないカタバミですから、鉢植えにして庭へ持ち込む事が可能です(誰もしないが)。仁尾では厳冬期を除き、ほぼ一年中路傍で咲いている花ですから、やってみようかなぁ〜(・_-)v |