◆写真は、神社で咲いているキキョウ(桔梗/キキョウ科/花径:約40mm/花言葉:変わらぬ愛)です。 ◆「秋の七草」の一つに数えられるキキョウですが、神社では毎年6月から咲き始め、年にもよりますが、お盆過ぎまで咲いています。←勿論、神社以外で咲くキキョウも同様。 ◆「秋の七草」と云えば、猛暑酷暑を乗り越え、そこはかとなく物悲しい秋の気配(ヴィオロンの溜息? ^_^;)が漂い始めた頃に咲く花を連想しがちですが、二十四節気では(≒暦の上では)、立秋(毎年8月8日頃)を過ぎれば「もう秋」です。 ◆更に、我々が庭などで普通に見かける園芸種のそれとは違う「野山で咲く野生のキキョウ」も、7月下旬〜8月頃に咲き始めますから、キキョウは(神社で咲いている園芸種のキキョウも含め)須く立派な「秋の七草」なのです(^_^)v ◆因みに、「秋の七草」と云えば、「ハギ・オバナ(=ススキ)・クズ・ナデシコ・オミナエシ・フジバカマ・キキョウ」の七草ですが、クズ(マメ科)は猛暑の頃にガンガン咲きますし、野生のナデシコ(ナデシコ科/別名:カワラナデシコ・ヤマトナデシコ)は今まさに咲いており、来月(8月)になればオミナエシ(オミナエシ科)やフジバカマ(キク科)も咲き始めます。 ◆残されたハギ(マメ科)とオバナ(=ススキ/イネ科)が、(知漢の中では)“物悲しい秋”のイメージと重なり合うものの、厳密に云うと、これも8月から始まる花です (^^ゞ ◆がはは、あれこれ混乱しそうな話を書きましたが、昔人達がそうしたように、【立秋(毎年8月8日頃)以降は秋】を『秋の始点』と考えれば、キキョウも含め、「秋の七草」はその全てが「秋の七草」なのです。 ◆「秋の七草」としてフジバカマの名が出て来たので、以前から、どうしても書いておきたかった事を、場外乱闘モード(^_^;)で書かせてもらいます。 ◆かなり権威のある文献にも、『日本でフジバカマが自生するのは“本州(東北地方以南)/四国/九州”』と書いてありますが、あの記述は間違っています -_-; ◆なぜならば、知漢が北海道の山で野営している時、車を止めた野営地で普通にフジバカマの花が咲いているからです。←過去にその(北海道の)フジバカマの花を撮影し、臨時HP(Sin-Syo's HP in Hokkaido)へ貼った事もある(複数回)。 ◆あ、上の写真はキキョウの花です(゚゚;)\(-_-; バシ! |