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TPを飾った花たち



2011年08月14日のTP / 撮影:2011-08-01
キカラスウリ( ウリ科 )  花径:100mm




◆写真は、自宅から徒歩30分ぐらいの場所で撮影した、キカラスウリ(黄烏瓜/ウリ科/花径:約100mm/花言葉:よき便り)の花です。

◆キカラスウリとカラスウリ(烏瓜)の花はよく似ていますが、カラスウリが赤い実をつけるのに対し、このキカラスウリは(名前が示すように)黄色い実をつけます。
◆また、カラスウリの花が夕方咲いて朝には萎んでしまうのに対し、キカラスウリは昼頃まで咲いています。←写真のキカラスウリを撮影したのは午後0時55分。

◆見ての通り、キカラスウリは花径の大きいゴージャスな花を咲かせるので、知漢的には「路傍の貴婦人」と思っているのですが……
◆クズ(マメ科)やアケビ(アケビ科)やヤブガラシ(ブドウ科)等と同様、キカラスウリも蔓を絡ませて木に登り、放置すると木全体を覆って(樹木の葉に届く太陽光線を遮り)木を枯らしてしまう事があるので、果樹農家が多い知漢の地元では嫌われ者の植物になっています。←ヤブガラシ(藪枯らし/ブドウ科)の名は、その特性をストレートに表している。

◆この花を紹介する時は毎回書いていますが (^^ゞ このキカラスウリの根から採った澱粉(粉末)が、知漢たち世代にとって昔懐かしい“あの”テンカフン(天花粉)です。←天花粉:アセモやタダレを予防する目的で、子供の顔や体の皮膚に天花粉を散布した(天花粉≠シッカロール)。←天花粉は汗腺を塞いで発汗を妨げるため、今では使用されない。
◆入浴後、嫌がって逃げる子や孫を捕まえて白い天花粉を散布する大人たち…… あれはあれで、素敵な夏の風物詩でしたけどねぇ〜(^_^)v