◆写真は、美霞洞渓谷(みかどけいこく/香川県仲多度郡まんのう町)で撮影したシュンジュギク(春寿菊/キク科/花径:約20mm/花期:5月〜7月/花言葉:−−−)の花です。 ◆5年前(2007年)の6月にも、同じ渓谷でこの花を見かけたのですが、その時はそっくりな花を咲かせるミヤマヨメナ(深山嫁菜/キク科)との区別がつかず、そのままになっていました (^^ゞ ◆とは云えその事がずっと気になっていたものですから、今回は事前に「シュンジュギクとミヤマヨメナの相違点」を“予習”してから美霞洞渓谷へ出向きました(笑)。 ◆勿論、本物を見るまではどちらか分からないので、ワクワクドキドキで5年前に見かけた(と記憶している)場所へ行ったのですが…… そこにはキク科の白い花など一輪も咲いておらず、それまでのワクワクドキドキ気分が一気にブルーに……(>_<) ◆そんな訳で「シュンジュギク or ミヤマヨメナ?」の件は諦め、他の山野草を撮影していたら、ひょいと目の前に写真の花が現れました(喜笑)v ◆結論から書くと、美霞洞渓谷で5年前に見たのも今年見たのも、シュンジュギクと判明しました。 ◆詳しく知りたい方はネットで調べて頂くとして、最低限の知識として「ミヤマヨメナの亜種がシュンジュギク(草丈はミヤマヨメナ>シュンジュギク)」「ミヤマヨメナを園芸品種に改良したものがミヤコワスレ(都忘れ/キク科)」「シュンジュギクもミヤマヨメナも淡い紫色の舌状花をつける事が珍しくない」「似た花を咲かせるヨメナ(嫁菜/キク科)は秋に咲くので、シュンジュギクと混同する事はない」と云ったところを紹介させて頂きます。 ◆あ、そそ、ここの閲覧者には東北地方在住の方も多いので書き添えますと、シュンジュギクは[近畿以西&四国]で自生するため、東北地方や北海道でこの花を見る事は不可です。 |