◆写真は、神社の境内と自宅の庭で咲いているニオイスミレ(匂菫/スミレ科/花言葉:高尚/花径:約25mm)の花です。 ◆ニオイスミレの花は11月頃から翌年の4月頃まで咲くので、花が少ないこの季節にあっては貴重な花と云えるでしょう。 ◆そそ、ニオイスミレは人里で一部野生化しているため、日本在来種のスミレだと思っている人もいますが、地中海沿岸が原産の帰化植物です。 ◆映画“マイ・フェア・レディ”の中で、主演のオードリー・ヘプバーンが(ロンドンの)コヴェント・ガーデン・オペラハウス(=ロイヤル・オペラ・ハウス)の前で、籠に盛ったスミレの花束を売っていたシーンを覚えておられるでしょうか。 ◆オードリー・ヘプバーンが映画の中で売っていた、あのスミレの花束こそが、知漢がロンドンのフラワーデザインスクールで毎日毎日コサージュを作っていたニオイスミレの花(上の写真)なのです。 ◆このニオイスミレ、「ぐい飲みの盃」ぐらいの容器にまず(ニオイスミレの)葉を数枚挿しておき、次いで葉と葉の隙間にニオイスミレの花の茎を適当に挿して行くと、素敵な食卓用アレンジメントに仕上がりますよ。 ◆正月の食卓で、箸置きにニオイスミレの花をさり気なく添える……なんてのもいいですね。 |