◆写真は、神社境内で咲いている(3月11日に満開の状態で咲いていた?)カラミザクラ(唐実桜/バラ科/花径:約20mm)の花です。 ◆参道からは死角になる場所で咲いているため、あまり見てくれる人がいない気の毒なカラミザクラですが、満開に咲き誇ったその様は、決してソメイヨシノに引けを取るものではありません。 ◆このカラミザクラの別名がシナノミザクラ(支那実桜)であったり、カラミザクラの花名に「唐」が入っているのを見ても分かるように、中国原産の「実がなる」サクラです。 ◆カラミザクラの実(サクランボ)も、西洋実桜(佐藤錦等)と同様、宝石のように美しいのですが……「味」「サイズ」の点で、西洋実桜のサクランボのそれには敵いません(-_-;) ◆毎年このカラミザクラが咲き終える頃、九州や四国南部でソメイヨシノ(染井吉野/バラ科)の開花宣言が出ます。 ◆『この時季、皆がソメイヨシノばかり気にするから、それに先んじて咲くカラミザクラは(あまり注目してもらえず)可哀想だ』と云う人もおられますが、カラミザクラがソメイヨシノと同時に咲いたら…… ぅ〜ん、カラミザクラの立場はどうなるんですかねぇ〜。 ◆知漢は、「カラミザクラ→ソメイヨシノと、ほぼシームレスでサクラの花を楽しめるから、カラミザクラ様々」と思っています(片目閉笑)v |