◆写真は、神社の駐車場で撮影したホトケノザ(仏の座/シソ科/花長:約15mm/花言葉:調和)です。 ◆極めて植性がタフなため、厄介な雑草として嫌われているホトケノザですが、耕作放棄された田を覆い尽くして絨毯のように群れ咲くホトケノザには……(農家の方には誠に申し訳ないのですが ^_^;)「圧倒される美しさ」を覚えます。 ◆タフな植性ゆえに、庭へ入って来ても厄介な雑草となりますが、ホトケノザは(秋に発芽する)典型的な越年草ですから、前年の晩秋〜初冬の頃にキッチリ“雑草との攻防”をやっておけば、完全鎮圧する事が可能です(片目閉笑)v ◆ホトケノザ(仏の座)と云うこの植物の名前ですが、葉の形が「蓮華(れんげ=ハスの花)を形取った仏像の台座(=蓮華座 =結跏趺坐[けっかふざ])」と似ている事に由来します。 ◆ホトケノザの花が持つ(シソ科の花に固有な形状である)唇形花も素晴らしいのですが、是非、葉も観賞してやって下さいな。 ◆ホトケノザの葉は、マジで仏像の台座を連想させる、それはもう素晴らしい造形美を丹念に作り上げていますから(^_^)v ◆蛇足ながら、“春の七草”に出て来る「ホトケノザ(仏の座)」は、キク科のタビラコ(田平子)の事であって、ここで紹介しているシソ科のホトケノザではありません。 ◆因みに、キク科のホトケノザ(田平子)の場合は、地面にへばりついて何枚もの葉を重ねる“ロゼット葉”を「仏像の台座」に見立てています。 ※ ロゼット:短い茎から葉が重なり合って出て、地に接し円座形になったもの。多年草・越年草の越冬の一型。タンポポの葉など。根出葉。(大辞林より)。 |