◆写真は、裏山で撮影したクサギ(臭木/クマツヅラ科/花径:約20mm/花言葉:運命)の花です。 ◆この季節、裏山で派手に咲き、見栄えのする花と云えば、クサギとセンニンソウ(仙人草/キンポウゲ科)くらいでしょうか? ◆クサギの名は、(漢字名を見れば分かるように)この木の「葉」や「茎」を傷つけると、臭い匂いを放つ事に由来します。 ◆枝葉を傷つけなれば悪臭を放たず、可憐な花を咲かせる点は、ドクダミ(ドクダミ科)と同じですね。っとも、ドクダミの花が無臭なのに対し、クサギの花は甘い香りを常時放っています。 ◆甘い香りを放っている花でありながら、クサギ(臭木)の名が災いして「花まで臭い」と思われているクサギの花…… 考えてみれば気の毒な花です。 ◆クサギの花を愛でる時、忘れてはならぬのが“赤色の萼片の美しさ”ですが、残念ながら写真のクサギの萼はまだ緑色です。 ←緑色から徐々に赤色に変化し、結実した頃最も赤く(赤紫に)なる。 ◆余談ながら、この記録破りの猛暑ゆえ、レンズを向けるのが躊躇われる(枯れる一歩手前の)クサギの花ばかりだったので諦めて帰ろうとした時、写真のクサギの花と出会いました。汗だくで歩き回った知漢に、えへへ、裏山がご褒美をくれたのでしょうか(笑)。 ☆山甚暑生きる生きるぞ臭木かな(Sin-Syo)☆ |