2015年03月19日のTP / 撮影:2015-03-13
オオイヌノフグリ(ゴマノハグサ科 )  花径:約8mm



  • 写真は、自宅周辺のあちこちで咲いているオオイヌノフグリ(大犬の陰嚢/ゴマノハグサ科/花径:約8mm/花言葉:清らか)の花です。
  • 今でも“瑠璃色の絨毯”と云って過言でないほど見事に群れ咲いているオオイヌノフグリですが、過去の記録を見ると、自宅周辺では桜のソメイヨシノが散り始める頃に“瑠璃色の絨毯”がMAX期を迎えるようです。
  • 私事ながら、先日満1才の誕生日を迎えた孫に送るバースデーカードを自作した際、ハコベ(繁縷/ナデシコ科)とオオイヌノフグリの写真もカードの中に盛り込んでやりました。←『毎年お前が誕生日を迎える頃の路傍には、こんな素敵な花が咲いているんだよ』と教え伝えるつもりもあって。
  • そんなバースデーカード(PDFファイル)を受け取った孫の母親(=知漢の娘)から届いた御礼E-mailには、『オオイヌノフグリの花名については、○○○(←孫の名前)に物心がついたころ説明してやろうと思います』と書いてあり、思わず噴き出してしまいました(笑)。
  • 何とも気の毒な「フグリ(陰嚢)」の名称を含み持つオオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)ですが、オオイヌノフグリの「オオ(大)」は、「イヌ(犬)」や「フグリ(陰嚢)」にかかる接頭語ではありません。←「大きい犬」でもなければ「大きいフグリ(陰嚢)」でもない。
  • 日本には在来種のイヌノフグリ(ゴマノハグサ科/花径:約3mm/花色:ピンク)と呼ばれる植物があるのですが、明治時代に、イヌノフグリと似ているもののイヌノフグリよりも【大きな花】を咲かせる植物(=オオイヌノフグリ)がヨーロッパから入って来たため、後から入って来たその植物をオオイヌノフグリと呼ぶようになったのです。
  • つまり、オオイヌノフグリの「オオ(大)」は花径の大小に着目して、在来種のイヌノフグリと区別するために付けられた接頭語なのです(オオ+イヌノフグリ)。