- 写真の花は、自宅から徒歩5分くらいの場所で撮影したキリ(桐/ゴマノハグサ科/花長:約50mm/花言葉:高尚)の花です。
- あまりにも「そのまんま」なので却って分かりづらいかも知れませんが、キリとは、下駄や箪笥に加工される、あの桐の木です。
- 写真のキリの花は、まだ筒状花の先端が開いていない蕾の状態ですが、先端が唇形に開いていない(写真の状態の)キリが、「色」「形」「雰囲気」ともに一番好きなものですから、開花直前のキリの花をここへ貼ってみました。
- キリの花の「花弁(蕾)の色」や「萼の色と質感」を見ていると、花言葉の「高尚」もそうですが、その昔からキリが高貴で神聖な木と見做されて来た訳が分かるような気がします。←スクッ!と天に向かって円錐花序を伸ばすその姿からも、他に媚びぬ気品が感じられます。
- 余談ながら、キリ(桐)と聞けば、自分の仕事にとって欠かせないDB(データベース)ソフトの「桐(管理工学研究所)」と、源氏物語に出て来る「桐壺」が、それあたかも条件反射の如く知漢の頭に浮かびます(笑)。
- 源氏物語に出て来る桐壺については、古典の授業で習った『壺=庭だから、桐壺とは桐の木が植えられている庭の事であり、その庭がある建物や、その建物に住む人を桐壺と呼んだ』と云う話を、なぜか鮮明に覚えています。
- 知漢が写真の状態(=まだ花が開いておらず、最も上品さが感じられる状態)のキリの花を好むのは、潜在意識の中に「(源氏物語に出て来る)平安京内裏」がインプットされているからかも知れませんね(呵々大笑)。
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