- 写真は、五郷の山(香川県大野原町)で撮影したクサノオウ(瘡の王/ケシ科/花径:約30mm/花言葉:思い出)の花です。
- 「瘡の王」とは何ともおかしな名前ですが、「瘡(くさ)」とは「皮膚病の総称」であり、この植物はどんな皮膚病にもよく効くと云う意味で「瘡の王」と命名されたそうです。※この後で説明しますが、クサノオウは有毒植物ですから、素人判断で皮膚病に用いるのは絶対に厳禁です(真顔)。
- このクサノオウの葉や茎を傷つけると、黄褐色(≒ミルクキャラメル色)の不気味な乳液が出て来て、その乳液の中に幾種類もの有毒アルカロイド成分が含まれているため、触れるだけで皮膚がかぶれたり、誤食した場合は死に至る場合もあるので本当に「要注意!植物」です。
- 花言葉が「思い出」だからと云う訳でもないのですが、過去の日記と写真の記録を調べてみると、五郷の山で撮影したクサノオウを最初にTPへ貼ったのが2003年4月22日で、翌2004年5月11日にも(同じ五郷の山だが2003年とは違う場所で撮影した)クサノオウの花をTPへ貼っています。
- ところが、同2004年8月16日に瀬戸内海地方を襲った台風15号(←有明浜[在:香川県観音寺市]の海浜植物が高潮で壊滅的な打撃を受けたあの台風)が、五郷周辺でも死者を出す甚大な被害を引き起こし、その台風による土砂崩れの影響で翌年の2005年には五郷の山に入れず、『今年は五郷のクサノオウと会えないのか・・・』と落胆口調で日記に書いています。
- ところが、五郷のクサノオウを断念したその2005年の秋に、な・な・なんと、阿寒湖(北海道)の近くでクサノオウの花と再会でき、北海道から帰った後に(北海道で撮影した)クサノオウの写真を喜び勇んでTPへ貼った、懐かしい思い出があります。
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