- 写真は、五郷の山(香川県観音寺市)で撮影したサギゴケ(鷺苔/ゴマノハグサ科/花長:約20mm/花言葉:忍耐強い)の花です。
- 一つ前にここへ貼ったクサノオウのテロップ文で書いた「2004年の台風15号」の影響で、このサギゴケが咲いている場所も地形が変わってしまうほどの甚大被害を被ったのですが、その後徐々に花数が増え、今では台風15号以前の状態に戻っています。
- サギゴケのサギ(鷺)は、飛んでいる鷺の姿に「花の形」が似ている事に由来します。
- と、まぁ、こう書けば『写真のサギゴケは白くないぞ!白い姫路城が白鷺城と呼ばれるように、鷺なら花色は白でなくちゃいかんだろ!』と憤慨されるかも知れませんが、白花のサギゴケもちゃんとありまして、名前の由来は白花の方から来ているそうです。
- そんな訳で、白いサギゴケをサギゴケと呼び、紫色のサギゴケ(上の写真)をムラサキサギゴケ(紫鷺苔)と呼んで両者を区別する事もありますが、紫色のサギゴケも白色のサギゴケも単にサギゴケと呼ぶ呼び方が一般的に定着しているので、知漢もそれに従います。
- 過去にこのサギゴケの花をここへ貼った時は必ずと云っていいほど毎回書いていますが(笑)、サギゴケの花とよく間違われるのが、トキワハゼ(常磐黄櫨/ゴマノハグサ科)の花です。←[Diary/2015-05-11]で、「撮影を予定していた田が耕されてしまい残念だった」と書いた、あのトキワハゼです。
- 両者の違いは、【花色】と【花長(サギゴケの花長=約20mm/トキワハゼの花長=約10mm)】を観れば一目瞭然なのですが、路傍観察の経験が浅い人にしてみれば、花の雰囲気が似ているため、見間違うのも仕方ない気がします。←「田で群れ咲くトキワハゼ」の撮影は出来なかった知漢ですが、同日、五郷の山でポツリポツリと咲いていたトキワハゼの花を撮影していますから、その写真を[TP
Pics/2015-05-13]の方へ貼っておきます。※ 下の写真がトキワハゼ。
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