Sin-Syo's HPのTPを飾った花たち



2015年05月15日のTP / 撮影:2015-05-11
コガクウツギ(ユキノシタ科 )  花径:約30mm



  • 写真は、五郷の山(香川県観音寺市)で撮影したコガクウツギ(小額空木/ユキノシタ科/花径:約30mm/花言葉:明日の幸福)です。
  • コガクウツギと云う名前の中にウツギ(空木)の名が含まれていますが、ウツギ(別名:卯の花)が【ユキノシタ科ウツギ属】なのに対し、コガクウツギは【ユキノシタ科/アジサイ属】ですから、同じユキノシタ科であっても、両者の間に濃い血縁関係はありません。
  • 写真で白い花弁の花に見える部分は、装飾花と呼ばれるもので、花弁に見える部分は萼片であって花弁ではありません。
  • 勿論、コガクウツギの装飾花は、人間の目を楽しませるために咲いている訳ではありません(笑)。
  • カラクリはこうです。
  • まず、「純白の萼片を肥大化させた目立つ装飾花」で虫たちを誘い寄せておき、「本来の花(←写真では緑色の地味な小花に見える部分)」へも虫たちを立ち寄らせ受粉を果たそうとする“DNA継承戦略”をコガクウツギは採用しているのです。
  • コガクウツギの木は、日光が当たりにくい日陰で、しかも湿っぽい土壌の場所を好んで繁茂します(五郷の山だと、主に山の北側斜面)。
  • そんな「昼間でも薄暗い場所」で咲く花だからこそ、余計に純白の装飾花が清々しく見えるのかも知れませんね。
  • っとも、「薄暗くて湿った場所」は「マムシ(毒蛇)が好んで棲息する場所」でもありますから、ファインダーを覗くと無我夢中になってしまうカメラ小僧(含む知漢 ^_^;)は、足元への注意が必要です(真顔)。←事実、上の写真を撮影した場所からさほど離れていない場所には、「マムシ注意!」の看板が立っています(>_<)