- 写真は、神社に面した小道で咲いているセイヨウカラシナ(西洋芥子菜/アブラナ科/花径:約10mm/花言葉:−−−)の花です。
- このセイヨウカラシナは、5年前に「どこからともなく種がやって来て発芽した一株」が元になっており、以後、年を追う毎に凄い勢いでそのコロニーを拡げています。
- 花が似ているので、セイヨウカラシナとナノハナを混同している人を見かけますが、葉を見れば一目瞭然、誰でも簡単に両者を見分けられます。←セイヨウカラシナは葉が茎を抱かないの対し、ナノハナは茎を巻き込むように葉が茎を抱きます。
- 自宅周辺(香川県西部)で云うと、路傍で群生しているのは、ほぼ100%間違いなく、ナノハナやセイヨウアブラナではなくこのセイヨウカラシナです。
- また、交通量が多い道路の路傍でセイヨウカラシナが群生しているのは、車のタイヤがセイヨウカラシナの種を運ぶのに一役買っているからでしょう。←道路沿いに伝播拡散して行く、マツバウンラン(松葉海蘭/ゴマノハグサ科 or オオバコ科)やオオキンケイギク(大金鶏菊/キク科)と同じ理屈。
- 余談ながら、このセイヨウカラシナの種から作られるのが「和がらし」であり、「西洋からし」と呼ばれるマスタードは、シロガラシ(白芥子・アブラナ科)やクロガラシ(黒芥子・アブラナ科)の種から作られます。←マスタードに入っている茶色い粒々はシロガラシやクロガラシの種。
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